更年期障害


更年期とは

閉経年齢は、平均45〜55才です。
この年齢に、顔面紅潮・発汗・不眠を訴えるものはエストロゲン欠乏が主たる要因であるとして間違いなく、更年期障害の症状のもっとも特徴的なものです。

      健康調査票
 下記の質問で当てはまるところがあれば○印をつけてください
      はい はい はい
       質問 いいえ 時々あるが気にならない 時々あり気になる しばしばあって、非常につらい
@ ほてり・のぼせ、はありますか 10
A 汗をかきやすいですか 10
B 手足の冷えは、ありますか 10
C 肩こり・腰痛・関節痛、はありますか 10
D 頭痛・頭重感、はありますか 10
E 疲れやすく・だるい、ことはありますか 10
F 息切れ、動悸はしますか 10
G 不眠、はありますか 10
H 怒りやすく、イライラはありますか 10
I くよくよりたり、憂うつになったりすることはありますか 10

★更年期指数の自己採点の評価法
0〜25点 上手に更年期を過ごしています。これまでの生活態度を続けてよいでしょう。
26〜50点 食事、運動などに注意を払い、生活様式などにも無理をしない様にしましょう。
51〜65点 更年期・閉経外来を受診し、生活指導、カウンセリング薬物療法を受けたほうがよいでしょう。
66〜80点 長期間(半年以上の)計画的な治療が必要でしょう。
81〜100点 各科の精密検査を受け、更年期障害のみであった場合は、更年期・閉経外来で長期の計画的な対応(生活指導、カウンセリング薬物療法など)が必要でしょう。


 @〜Aの血管運動障害様症状が中心に症状がみられる場合は、単純に卵巣機能低下によるもので、婦人科によるホルモン治療にて容易に改善します
 B〜Fが中心に強い場合は、それぞれの症状への対症療法、さらには内科・整形外科的診断の必要性もでてきます。
 G〜Iが突出している場合は、心療内科・神経科での治療が必要になることもあります。


卵巣機能の存続期間には歴史的に大きな変動はなく、エストロゲンレベルの低下に伴う自律神経失調症が発言するのは45才から55才ぐらいとされ、約80%の婦人において経験されると言われています。